13年の幕は降り…
2003年8月9日今週末は、大学のサークルの合宿、ラスト二日間参加するために、今日、実家へと帰ったわけですが…
待っていたのは。。。
愛犬、チェリーの死。
今日、息を引き取ったそうです。
覚悟は、随分と前からしていましたが
実際、来て見ると、やはり…辛いものです。
花や果物、服や小さいころ遊んでいたカエルの人形に囲まれて…
ただ、本当に、眠っているだけとしか、思えなくて…
でも、違うのは、
振れても柔らかく無く、暖かく無く…
そして、決して動かない。
もう眼を開けることの無い…
そんな、小さな小さな身体…
決して泣くまいと、思っていても自然と涙が零れてきて。。。
そして、そんなチェリーへと、いつものように声を掛けている父の姿も…また。。。
父に、一番なついていました。
寝るときはいつも一緒で。
居る時も、いつも傍にいて…
昔、仕事が減り、荒れていた父ですが、
僕や姉がチェリーと出すと、母とケンカをしていても、よく収まったものです。
なんだか、凄く、先週逢ったばかりなのに、、、
いっきに、父が老けてしまった、そう思えました。
13年。
チェリーが我が家に来てから。
僕は小学から中学、高校、大学…そして、社会人となり、、、その長い年月がうかがえます。
その間も、ずっと一緒で、家に帰ると嬉しそうに、鳴いて駆けて来るその姿が、今でも、思うかびます。
昔は、カエルを振り回しながら遊び、駆け。
大人になり、落ち着いても、階段をよく上り下りして、僕の部屋へと来ていました。
大学になり、母も仕事を始めるようになってからは、家に誰も居ない時間が増え、寂しかったのでしょう。
僕が始めに帰ると、本当に嬉しそうによってくるのが、愛らしくて…
3年になり、学校へ行く時間が遅くなれば、
朝、父が仕事へ行くのを確認すると、勝手に階段を登り、そして僕のベットの上で寝ていたものです。
ほんの、一年前、一年前までは、そうだったんですよ?
でも、一度手術をした、脚を再度いためてからは、階段を登ることが出来なくなり。
活動も、減り…
そして、去年の10月。
左目の緑内障。
このとき、あまりの酷さに、行き着けの病院から紹介された犬の眼科専門の病院へと入院させ、手術も考えたのですが…
検査の結果、他の病気も発覚。
そして、退院させたのは良かったものの、
長い入院生活、眼の治療の強い薬が、余計、体力を奪ってしまったようです。
それ以上に、入院生活での寂しさが…一番厳しかったのではないかと、今は、思います。
あの時、入院させなかったら、もっと長生きできたとは思えませんが、それでも…
寂しい思いだけは、させないべきでした。
僕の研修が始まり、前は毎日逢えたものも、何週間に一回しか合えなくなり。
逢う度に小さくなる、チャリー。。。
それでも、元気だったのが救いでしたが。。。
やはり、限界は近かったようです。
先月には、右目にも緑内障。
そして…他の…名前は忘れてしまいましたが、いろいろと沢山の病気を患っていたようです。
薬の耐えない、この10ヶ月でした。。。
先週、久しぶりに帰ったとき。
たまたま交換した携帯で写真を撮ったのですが、これが最後になるとは。。。
あの時、本当に偶然に家族全員揃っていました。
姉は週末いないことが多かったのですが、旅行前ということで、いましたし、僕も戻っていました。
最後の最後…ではありませんでしたが、全員で見れたことが、出来て本当に良かったと思います。
ちなみに、まだ姉はこのことを知りません。
海外にいますから・・・
どう、伝えたらいいのか、今も悩んでいます。
チェリーは、今朝。。。
軽い痙攣や荒い呼吸で、母も、もうダメかと覚悟をしていたものの、仕事を休むことが出来ず、父の布団の上に寝かせて、仕事へと出かけたそうです。
心配になった、父が早めに仕事を切り上げ帰ったときは…
布団から数メートル。。。
部屋を出て廊下の、階段の前で眠るように…
本当の最後を見た人は、誰も居ません。
もしかしたら…ほとんど動けないのに、そこまで移動していたということは…
見えない両目で、鼻を頼りに…
誰かを、みんなを探していたのかもしれません。
最後の、最後の力を振り絞って。
そう思うと…もう、思っただけで…
チェリーは、安らかに眠れたのでしょうか。
最後は、苦しまなかったのでしょうか。
本当に、この13年間、幸せだったのでしょうか。
今となっては、誰もわかりません。
でも、その、顔を見ると…
本当に、眠っているようで・・・
安らかに、最後を迎えられたのだと、思いたいです。
ただ、最後の最後まで、寂しい思いをさせてしまった…そのことだけは、悔やみきれませんが。
僕は、運はいいのかもしれません。
こうやって、最後のお別れが出来るのですから。
仕事の関係でお盆休暇がずれ、9日、強引に休日をとって、サークルの合宿へと行こうとしなければ、この、最後の別れすら、することが出来なかったでしょうし…
本当に、今までありがとう。
最後は、寂しい思いをさせちゃったけど…
ゆっくりと休んでね。
長い闘病生活、苦しかったかもしれない。
辛かったかもしれない…
でも、僕達は、生きていてくれたことが、嬉しかった。本当に…
絶対、、、
いつまでも…いつまでも忘れないから。
安らかに眠ってね。。。
また、何十年後か分からないけど、逢える日が来るはずだから…
それまで、待っていてね。。。
僕は、さっき、この日誌を書く前に。
出かける前に、言いました。
「おつかれ…おやすみなさい」
と。。。
03.08.09
AM0:45 蒼魔
待っていたのは。。。
愛犬、チェリーの死。
今日、息を引き取ったそうです。
覚悟は、随分と前からしていましたが
実際、来て見ると、やはり…辛いものです。
花や果物、服や小さいころ遊んでいたカエルの人形に囲まれて…
ただ、本当に、眠っているだけとしか、思えなくて…
でも、違うのは、
振れても柔らかく無く、暖かく無く…
そして、決して動かない。
もう眼を開けることの無い…
そんな、小さな小さな身体…
決して泣くまいと、思っていても自然と涙が零れてきて。。。
そして、そんなチェリーへと、いつものように声を掛けている父の姿も…また。。。
父に、一番なついていました。
寝るときはいつも一緒で。
居る時も、いつも傍にいて…
昔、仕事が減り、荒れていた父ですが、
僕や姉がチェリーと出すと、母とケンカをしていても、よく収まったものです。
なんだか、凄く、先週逢ったばかりなのに、、、
いっきに、父が老けてしまった、そう思えました。
13年。
チェリーが我が家に来てから。
僕は小学から中学、高校、大学…そして、社会人となり、、、その長い年月がうかがえます。
その間も、ずっと一緒で、家に帰ると嬉しそうに、鳴いて駆けて来るその姿が、今でも、思うかびます。
昔は、カエルを振り回しながら遊び、駆け。
大人になり、落ち着いても、階段をよく上り下りして、僕の部屋へと来ていました。
大学になり、母も仕事を始めるようになってからは、家に誰も居ない時間が増え、寂しかったのでしょう。
僕が始めに帰ると、本当に嬉しそうによってくるのが、愛らしくて…
3年になり、学校へ行く時間が遅くなれば、
朝、父が仕事へ行くのを確認すると、勝手に階段を登り、そして僕のベットの上で寝ていたものです。
ほんの、一年前、一年前までは、そうだったんですよ?
でも、一度手術をした、脚を再度いためてからは、階段を登ることが出来なくなり。
活動も、減り…
そして、去年の10月。
左目の緑内障。
このとき、あまりの酷さに、行き着けの病院から紹介された犬の眼科専門の病院へと入院させ、手術も考えたのですが…
検査の結果、他の病気も発覚。
そして、退院させたのは良かったものの、
長い入院生活、眼の治療の強い薬が、余計、体力を奪ってしまったようです。
それ以上に、入院生活での寂しさが…一番厳しかったのではないかと、今は、思います。
あの時、入院させなかったら、もっと長生きできたとは思えませんが、それでも…
寂しい思いだけは、させないべきでした。
僕の研修が始まり、前は毎日逢えたものも、何週間に一回しか合えなくなり。
逢う度に小さくなる、チャリー。。。
それでも、元気だったのが救いでしたが。。。
やはり、限界は近かったようです。
先月には、右目にも緑内障。
そして…他の…名前は忘れてしまいましたが、いろいろと沢山の病気を患っていたようです。
薬の耐えない、この10ヶ月でした。。。
先週、久しぶりに帰ったとき。
たまたま交換した携帯で写真を撮ったのですが、これが最後になるとは。。。
あの時、本当に偶然に家族全員揃っていました。
姉は週末いないことが多かったのですが、旅行前ということで、いましたし、僕も戻っていました。
最後の最後…ではありませんでしたが、全員で見れたことが、出来て本当に良かったと思います。
ちなみに、まだ姉はこのことを知りません。
海外にいますから・・・
どう、伝えたらいいのか、今も悩んでいます。
チェリーは、今朝。。。
軽い痙攣や荒い呼吸で、母も、もうダメかと覚悟をしていたものの、仕事を休むことが出来ず、父の布団の上に寝かせて、仕事へと出かけたそうです。
心配になった、父が早めに仕事を切り上げ帰ったときは…
布団から数メートル。。。
部屋を出て廊下の、階段の前で眠るように…
本当の最後を見た人は、誰も居ません。
もしかしたら…ほとんど動けないのに、そこまで移動していたということは…
見えない両目で、鼻を頼りに…
誰かを、みんなを探していたのかもしれません。
最後の、最後の力を振り絞って。
そう思うと…もう、思っただけで…
チェリーは、安らかに眠れたのでしょうか。
最後は、苦しまなかったのでしょうか。
本当に、この13年間、幸せだったのでしょうか。
今となっては、誰もわかりません。
でも、その、顔を見ると…
本当に、眠っているようで・・・
安らかに、最後を迎えられたのだと、思いたいです。
ただ、最後の最後まで、寂しい思いをさせてしまった…そのことだけは、悔やみきれませんが。
僕は、運はいいのかもしれません。
こうやって、最後のお別れが出来るのですから。
仕事の関係でお盆休暇がずれ、9日、強引に休日をとって、サークルの合宿へと行こうとしなければ、この、最後の別れすら、することが出来なかったでしょうし…
本当に、今までありがとう。
最後は、寂しい思いをさせちゃったけど…
ゆっくりと休んでね。
長い闘病生活、苦しかったかもしれない。
辛かったかもしれない…
でも、僕達は、生きていてくれたことが、嬉しかった。本当に…
絶対、、、
いつまでも…いつまでも忘れないから。
安らかに眠ってね。。。
また、何十年後か分からないけど、逢える日が来るはずだから…
それまで、待っていてね。。。
僕は、さっき、この日誌を書く前に。
出かける前に、言いました。
「おつかれ…おやすみなさい」
と。。。
03.08.09
AM0:45 蒼魔
コメント